土地選びで重要な地盤高の確認方法

群馬県での家づくりは無垢スタイル

2022.03.26 Sat

無垢スタイル建築設計㈱高崎 品質管理部・熊倉です。
 
品質管理部での御施主様との打合せというのはほとんどが現場で、数限られています。
その打合せで、御施主様の夢のマイホームの思いを感じ取り、しっかり施工に反映するのが品質管理の仕事の一つですが、品質管理部と初めて顔合わせをし、そこで打合せをするのが『地縄立会』と呼ばれる建物の配置の確認と、最終的な地盤高の確認です。
(主に、地鎮祭の流れで地鎮祭後に行う事が多いです)
配置の確認とは、読んで字の如し敷地に対して建物がどのように配置するかを、張ってある地縄を基に確認する事ですが、
最終的な地盤高(我々はGL設定と呼んでいます)の確認というのが少々専門的な話にもなるので、説明が上手く出来ているか、打合せ後にいつも反省しているのですが、そのGL設定を決める際に何を考えて決めているかをご紹介したいと思います。

GL設定を決めるときのポイント

1.家の雑排水関係の排水勾配が取れるか?

※GL設定する上で最優先すべき事です‼
浄化槽地域か、下水地域かによって計算の仕方は変わりますが、浄化槽であれば放流先の側溝深さによってはGLを高く設定しなければいけないケースが多いです。
また、下水でも既存マスに接続という場合の時は、ごくまれに最終マスの深さが浅い場合があるので、その時は高くGL設定する必要がございます。(詳しくは打合せにて)

2.車の乗り入れで無理のない土間勾配を意識する。

雨降りでの雨水が、建物の方へ流れては最悪なので、道路よりGL設定は高くしたいですし、逆に高くし過ぎも、ムダに玄関の出入りで階段増やしたり、隣地との高低差が出来すぎて不必要な土留を造らざるを得ない原因にもなるので、あくまで適度に高く設定します。

3.まわりに残る建物も配慮する。

同一敷地内を分筆して御実家の隣に建物を建てるようなケースの場合ですが、新築後も取り壊さずに残る建物との高低差も、距離が近ければ近い程なるべく少なくする方が良いと思います。

4.残土処理をなるべく無くす。

GLを低く設定すればするほど、基礎工事で場外に出す土の量は増えます。
例えば、65㎡の基礎工事で、着工前の現状地盤高をGLとした場合、弊社の基礎仕様ですと、65m²×0.22:根伐深さ×1.3:外周部深堀り分や外周部余堀り分=約18.59m³、つまり2tトラックで12〜13台分場外に出す事になるので、残土搬出費用が結構かかります。
何が言いたいかと言うと、GLはなるべく高い方が良いですが、上げ過ぎも良くないです。 会って初対面からいきなりこんな話をされても…とならないように、
この打合せの段階で、ラフなプランでも良いので外構の事もお考えてしておいていただけると、より良いご提案が出来ると思うので、マイホーム計画と同時に外構計画もお考えになってはいかがでしょうか。
 
弊社モデルハウス「アンティーナ」ではマイホーム計画に役立つ情報や外構計画もご相談承っております。お気軽にご相談ください。

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