こんにちは、高崎支社の小池と申します。
品質管理部で現場監督をしております。
 
現場の人間なのでブログとは無縁だと思っていましたが
少しでもお施主様の家づくりの参考になったら嬉しいので
アップさせていただきます。
 
現場の目線はもちろん物理的な目線など
色々な視点からお伝えしていきます。
 
本当に初ブログで文字を打つのも緊張していますが
まずは物理的な観点の第一弾！気密のお話です。
 

そもそも気密って必要なの？

気密とは密閉して気体を通さない事で、
家の隙間がどのくらいかを測るのが気密測定です。

 
当社では全棟で気密測定を行いC値という数字が出ます。
その数値が小さいと隙間が少ない事になります。
 
んー難しいー興味ないー
眠くなってきましたZZZ
 

ある日の夢のお話です。

気密・断熱・結露・湿気・換気･･･
気にはなるが眠たい話はちょっと苦手･･･
そんな事を気にしていたある日の夜
なぜか夢の中で自分が空気になり
とある家の中を漂っていました。
 
夕暮れ時、お母さんが夕食の支度を始めました。
ダイニングテーブルでは小さな女の子が絵をかいています。
その家には思った以上に隙間があり、部屋はもちろん壁の中や屋根裏まで自由自在に移動できます。
ミクロの世界、こんな体験初めてです。
夢中になり家中を動き回ります。
少し古い家なので、壁の中ではカビを見ました。
屋根裏ではホコリが溜まりダニも発見しました。
そんなお宅の裏側拝見の旅を楽しんでいた
次の瞬間!!　
急にキッチンの方に吸い寄せられていきます。
なんだ?どうした⁈　
そうです！
お母さんが調理を始めるため換気扇をまわしたのです。
 
空気になっている自分は抵抗する間も無く
キッチンへ吸い寄せられていきます。
ふと廻りを見るとカビの胞子やらダニの糞やら、
よくわからない物まで一緒に吸い寄せられていきます。
 
瞬く間に天井から壁の中を通りキッチンに辿り着こうとした
そのとき･･･
女の子が咳をしました。
 
お母さんは小さな女の子に問いかけています。
「夕方になると咳出ちゃうね」
「体小さいから疲れちゃうのかな」
「スイミング始めようか」
「またお医者さん行こうね」
 
･････はっと夢から覚めました。
これだ
これなんだ
目に見えないからわからないんだ。
 
たった一軒の家の中で、目に見えない世界で、様々なことが起きています。
 
この家に小さな子を住まわせてはいけないのです。
家に隙間があってはダメなのです。
 
ちょっと怖い話？になってしまいましたが
家づくりをするものとして気密は追求しなければいけません。
 
無垢スタイルの平均C値は0.33㎠/㎡の高断熱・高気密住宅です。
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